ささやかな終末

小説がすきです。

自己紹介がてらの好きなキャラクター31選

本記事は「#いいねの数だけ好きなキャラを言う見た人もやりましょう拒否権はない」という横暴なハッシュタグを元に作ったものである。強制力を感じるひとがいたら大変申し訳ないなと思いつつ、自己紹介の代わりとしてTwitterの私のアカウント上で行った。結果としてかなり多くのキャラクターを紹介することができたので、ブログにまとめることにした。なお、本のタイトルは電子書籍ストアBOOK☆WALKERへのリンクになっているため緑字になっている。

 

1.井熊あきら(八目迷『琥珀の秋、0秒の旅』)

去年出会ったラノベヒロインの中でいちばん好き。見た目も話し方も不良っぽく、ストライクゾーンからはかなり外れていたのだけれど、読み進めるうちに性格が分かってきてどんどん好きに! 小説を読む醍醐味を感じた。

 


2.宮前しおり(西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。5』)

今月出会ったラノベヒロインの中でいちばん好き。早坂派でも橘派でもなかった私がようやくこの世界で運命の女の子を見つけてしまった。一歩出遅れているが混戦してくれば勝ち目はあると思う。友達想いの控えめさが報われてほしい、切実に。

 


3.梓川咲太(鴨志田一 青春ブタ野郎シリーズ

ライトノベル歴代ベスト主人公なくらい好き。このラノ男性キャラ部門では常に1位に投票している。麻衣さんを一途に愛する咲太を見ているのが好き。麻衣さんのことも大大大好きなので麻衣さんと咲太の子どもに転生すればいいのではないかと思い当たった。

 


4.永瀬伊織(庵田定夏ココロコネクト』)

人生で出会ったラノベ登場人物の中で人間としていちばん好き。4巻での彼女をすぐに受け入れられなかった自分の未熟さを一生悔いている。今でも独り身なら結婚を申し込みたい、ヒロインでも学園のアイドルでもない彼女を見つめるために。

 


5.櫛枝実乃梨竹宮ゆゆことらドラ!』)

人生で出会ったラノベ登場人物の中でヒロインとしていちばん好き。永遠にまぶしく輝き続けてほしいと思っていた、今でも思っている。彼女をヒロインでなくすことは、まだできないでいる。

 


6.羽川翼西尾維新 物語シリーズ

物語シリーズの中でいちばん好き。新刊が出るごとに1位が入れ替わっていたが『結物語』を読んで確定した。ヒロインとして大好き、人間としては尊敬と言うのも畏れ多い。そうならざるをえなかった背景も含めて愛している。

 


7.紫木一姫(西尾維新 戯言シリーズ

戯言シリーズの中でいちばん好き。他は何を言ってもネタバレになりそうだが果敢に挑戦すると、登場巻での彼女の選択が好きだった。それは気高いことだと思う。『キドナプキディング』でも登場してほしい!

 


8.由比ヶ浜結衣渡航やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』)

俺ガイルでいちばん好き、ライトノベル歴代ベストヒロインランキングでも上位入賞確定。3巻の口絵にもなっているあのシーンで恋に落ちた。はどうなるのか楽しみだが、本編の彼女が好きだった可能性も自分の中では存在している。

 


9.相麻菫(河野裕サクラダリセット』)

河野裕ヒロインの中でいちばん好き。彼女ほど主人公に愛を注げるヒロインもなかなかいない。人間としての生き方は、もしも私が彼女の親友だったら、ひとこと「バカ!」と言ってやりたいくらい、かなしくていとおしい。

 


10.春科綾音(野村美月吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』)

野村美月ヒロインの中でいちばん好き。彼女がヒロインとして活躍する世界を、野村美月先生の当初の想定通りの終わり方で見たかった。先生、見てますか? あの頃、私は詩也と同じ気持ちで綾音さんのことが好きでした。

 


11.神楽坂響子(杉井光さよならピアノソナタ』)

杉井光作品の登場人物でいちばん好き。彼女に見初められるような人間になりたかった。本編の彼女も好きだがencore piecesで語られる過去やその後も好き。神楽坂響子ファンは『神様のメモ帳』4巻と7巻、『楽園ノイズ』も読んでね!

 


12.著莪あやめ(アサウラベン・トー』)

この世に著莪あやめに勝る幼馴染ヒロインはなし。いつも無茶振りを仕掛け振り回してくる同い年の従姉であり、あるきっかけで主人公とは苗字で呼び合っている。私が「あやめ」って呼びたい! でもゲームが下手だと眼中に入ることができなさそう。そこも好き。

 


13.有馬かな(赤坂アカ×横槍メンゴ【推しの子】』)

子役からのプロであり自分を客観的に見られるがゆえに恋愛では窮地に陥りがちなところがかわいくて好き。最近の展開ではかなりピンチなのでチャンスに変えてほしい。もしアクたんと結ばれなかったら私が華麗にいただいていこうと決めている。

 


14.冬馬かずさ(『WHITE ALBUM2』)

孤独を自ら選んでいるように見えるのにどこか寂しそうで、思い切って話しかけてみたら私にだけしか見せないような顔を見せてくれて、でも圧倒的な才能があって、いつか遠くに行く人で。出会った瞬間から今までずっと、私は彼女に一生届いてほしくない恋をしている。

 


15.月岡恋鐘(アイドルマスター シャイニーカラーズ

結婚したい。恋鐘の手料理を食べてみたい。だが私から彼女にあげられそうなものは何もないのでそんなことを言っていいものなのか気にしている。太陽みたいなアイドルの彼女の、月の一面を知っていることに優越感を抱いている。

 


16.火村英生(有栖川有栖 火村英生シリーズ

これから先、このひと以上に好きになる名探偵は現れないだろうという予感めいた確信がある。犯人への向き合い方がとても好き。彼の過去は明かされなくても構いはしない。ただ、彼の活躍と決断を、シリーズが続く限りつぶさに見ていたいと思っている。

 


17.御子柴辰巳(似鳥鶏 御子柴シリーズ

過去に傷を抱えた御曹司という設定が好みどストライク、その過去に囚われながらもがき、行動し続けているところも好き。兄妹に優しいところもキュン。できれば彼の結末を、遠くから眺めたいので御子柴シリーズの新刊をどうか……。

 


18.小鳩常悟朗(米澤穂信 小市民シリーズ

米澤作品の登場人物の中でいちばん好き。小市民であろうとしてもきっかけがあれば謎に飛び付いてしまう性質を捨てられないところ、人当たりはいいけれどほぼ誰にも興味がない感じ、最高。例外が2人ばかりいるところも好き。

 


19.秋元加代子(豊島ミホ檸檬のころ』)

「ルパンとレモン」のヒロイン。「雪の降る町、春に散る花」の主人公。家賃の広告を見るたび彼女のことを思い出すのでこれはきっと好きってことだとおもう。彼女みたいに生きたかった、それが無理だと分かっていても、憧れを捨てない自分であり続けたかった

 


20.手塚光(有川ひろ 図書館戦争シリーズ

図書館戦争男性陣の中でいちばん好き。下に見ているのにたまに自分を上回ってくる郁への敵対心剥き出しな初期手塚も、兄との関係に一区切りつけられた中期手塚も、その後の後期手塚も好き。中学のお弁当タイムに誰派かでよく盛り上がっていた思い出がある。

 


21.柳瀬沙織(似鳥鶏 市立高校シリーズ

似鳥作品ヒロインの中でいちばん好き。才能に溢れた気さくな先輩、たぶん現実で出会ったらうっかり恋かそれに類する何かをしてしまっていたと思う。『いわゆる天使の文化祭』以降は大変にやにやしながら読み進めた。

 


22.荻上千草(三秋縋 電話二部作

電話二部作と言っているのはたぶん私だけ。三秋縋ヒロインの中でいちばん好き。もしもこの物語の登場人物でなければ正ヒロインになれていたと思うが、それでは荻上千草でなくなってしまう。この作品を考えることは彼女について考えること。

 


23.岩崎亜衣(はやみねかおる 名探偵夢水清志郎事件ノート

はやみね作品の登場人物の中でいちばん好き。亜衣は今、赤い夢の世界ではどんな立ち位置にいるのか、とても気になっている。未来で夢を叶えたのかな? 叶った姿も、叶わなかった姿も見てみたいと思ってしまう。ただ、しあわせであってほしい。

 


24.最原最早(野﨑まど『[映]アムリタ』)

今まで出会ってきた天才の中でいちばん好き。本作のヒロインとしても好き。真顔で高度なボケをするお茶目さと、映画を撮っているときのまなざしが好き。好きな人に対する態度もとてもかわいいと思う。いつかどこかで再登場してほしいと願っている。

 


25.遊佐美和子(恩田陸夜のピクニック』)

パーフェクトヒロインといえば私の中ではこのひと。顔よし家柄よし国公立理系志望の成績優秀者でいつもニコニコしていて体力もあり何より芯がある。どの方向から見ても死角なし、憧れの女の子である。ご両親は娘の育て方の本を出してほしい。熟読するので。

 


26.青豆(村上春樹1Q84』)

暗殺者で男の嗜好が一般的ではない。ヤバい女だと思っていたら事情が明かされるにつれてかわいく、いとおしく思えて仕方なくなってくる。この気持ちは間違いなく「萌え」。私も小学生の青豆に手をキュッと握られたい人生だった……。

 


27.加部谷恵美(森博嗣 Gシリーズ

森博嗣作品の中でいちばん好き。他のシリーズにも登場している。過去に辛い事件に巻き込まれ、大学では何度も殺人事件に遭遇するなど、あまり幸福とは言えないかもしれない彼女が、それでも前を向いて生きていく様に勇気づけられる。とてもかわいい。

 


28.虹北恭助(はやみねかおる 少年名探偵 虹北恭助の冒険シリーズ

はやみね作品の男性陣の中でいちばん好き。小学校に通えないほど社会生活不適合者で、何かも分からないものを探しに海外へ行ってしまう、そんな彼の葛藤とミステリアスさにときめく。彼もまた赤い夢の世界で何をしているのか。

 


29.桜島麻衣(鴨志田一 青春ブタ野郎シリーズ

一作品ひとりの選出にしようと思ったがやはり外せないと思い。麻衣さんと添い遂げるのは咲太しかおらず、咲太と添い遂げるのもまた麻衣さんしかいない。1巻の麻衣さんは初々しくてかわいく、最近の落ち着いた大人の女性の麻衣さんもかわいい。

 


30.阿良々木暦西尾維新 物語シリーズ

彼のことが大好きだからこそ10年以上にわたり28巻+αを追いかけているのだと思う。マイベスト阿良々木暦は『猫物語 白』のあのシーンの阿良々木くん。『結物語』での大人になった彼も好き。5月に出るらしい『戦物語』ではどの彼に出会えるのか楽しみ。

 


31.浅井ケイ(河野裕サクラダリセット』)

親を捨てたことも大切な女の子を死なせたこともすべてを忘れることができないという呪いのような能力を持ちながら日々考え続け、最終的にはその能力を肯定できるところまで辿り着いた彼がたまらなく好き。私の中でヒーローとは彼のことを指す。

 

以上31人について語る中で、自分のキャラクターに対する好きとは何なのか、随分と悩まされた。その作品のヒロインとして好き、主人公として好き、現実にいたらきっと好きになるという意味の好き。それにも恋人になりたい好きと遠くから見ていたい好きがあった。

 

私とキャラクターの間には次元という境目があり、実は壁のように厚いそれが、たまに膜のように薄く見えたりもする。壁を取り壊したいと思うときも、ずっと壁の向こう側にいてほしいと思うときもある。いずれにせよ、好きなキャラクターを通して自分がどういう人間なのか再確認させられる、ということは、私の中でままある。その意味で、今回は大変貴重な機会だった。